昨年11月22日の長野県北部地震のあと、「小谷の恐竜はどうしているかなぁ」と気にかけていましたが、今日、会いに行ってきました。「このトンネルを通るときは、対向車に気を使ったんだよな」「向こうのトンネルは駐在所の警察官が交通整理をしてくれた」「あのJRの高架橋下を通る時は、低床トレーラートラックの空気を抜いて通った…」(今は新しい道が出来て通らなくなっています)そんなことを話しながら行くと「おっ、頭が見えた」
道の駅おたりの駐車場に車を止めると、目の前の恐竜は雪に埋まっていました。60~70cm位はあったと思いますが、大道は「多分こんなことかと思って用意してきた」と、車からスコップを取出し、長靴に履き替えて雪かきを始めました。が、とても間に合わないので、スコップを息子に渡して、長靴で踏み固めて道を作っていきました。
大道が作った道を私(妻)はカメラを持ってついて行きました。そばに行くと、自分の位置が高くなっているので、また違った迫力が伝わってきました。「リアリティがあるねぇ」と大道。台に乗って削ったり磨いたところにも、簡単に手が届き、触ることができました。
隣の建物でお昼を食べながら「恐竜を設置した日のお昼は、何?」という話になりましたが、どこで何を食べたのか、食べないことはないと思いつつも、二人とも遂に思い出すことはできませんでした。
帰り、車を出すとすぐ「恐竜は元気だった。よ~し!!!」と大道。自分自身に言い聞かせているようでした。
恐竜は、設置してから15年あまり経っていて、何回かここを通ったことはありましたが、今日は恐竜に会うことを目的に行ったためか、作っているときから設置した日のことまで、話は尽きませんでした。
そして何だか新鮮な気持ちになっています。(1月10日記)